アイスランドでドライブ&露天風呂 no.2
JUN/2009
6時15分にホテルを出発、河原の天然露天風呂を求めてGOGO

ランドマンナロイガル

一号線を東に向かって快調に進みます。Vegamotを左折して26号線に入るとまもなくダートな道になります。まさかこんなに悪い道路とは思いませんでした。レンタカーのHERTZのお兄さんに聞いた限りでは、観光道路の感じがしてここまで来ましたが、現地のドライバーと日本から来た観光客のイメージのギャップでしょうが、大きすぎました。
4WDを借りて正解でした。厳ついBurfell(669m)山を左に見て大自然の中を走りますが、突然小さな標識が現れます。F225号方面です。こんな小道で良いのか心配になりますが先へ進みます。景色はだんだん厳しくなり、軽井沢の鬼押し出しのワールド版の悪路があふれていま
す。追越す車も、すれ違う車も有りませんでした。

全ての川には橋がありませんでした。 F224・F225・F208の交差点です。
目的地のランドマンナまで5㎞の標識です。

岩山には雪渓や残雪が残っています。レンタカーのタイヤがスタッドレスの意味がようやく理解できます。
孤独な二人のドライブが続きます。

途中危険情報標識があります。
Crossing reguires caution
①Where is the crossing?-Rivers change.
②Tire traks do not tell the entire story
 (タイヤ跡を、あてにするなはきつい)
③Has your engine been waterproofed?
④Is sombody watching while you cross
⑤Probe the crossing yourself.
⑥Use a safety line.
⑦Wear warm clothing in bright colours.

F225号線の景色
川のすべてに橋が有りませんとの注意書きです。突然橋のない川が登場します。
ローギアで元気に川に突入です。
さすが日本の4WD深さ30cm以上の川底をぐいぐい進みます。
こんなところでスタックしたらどうなるのでしょうかと頭を不安がかすりますが、
ここまで来たらもう後戻りはごめんです。
道の方向はだいたい分かりますが、ところどころ岩が飛び出た場所が有り、
パンクでもしたら、時間のロスでどうにもならないでしょうし、
再度パンクしたら運のつきでしょう。
川はいくつも越えて進みます。2WDでは絶対無理でしょう。
山は雪渓に覆われていて、寒さも増して来ます。
でも景色は雄大でなんども車を止めて写真を撮りまくりです。
いくつかの分岐点がありますが、分からないまま広い方の道を選んで進みます


ランドマンナのキャンプ場
3時間を費やし、やっとランドマンナ方面の標識にたどり着きました。F224号線方面へ進みますと、目的地であるキャンプ場の標識が有ります。
しばらく走ると、何台かのバイクと乗用車が道路脇に駐車していました。
が、少し進むと大きな川が2本流れていて、それらの車両がこの先のキャンプ場に入れないのでした。
こちらは少し慣れて来ましたので、そのダブルの川にいき良いよく突っ込みます。
無事通過してキャンプ場まで行くと、ここまで来ている車はALL4DWで、ランクルやローバー、パジェロ等がリフトアップし大型タイヤを履いているものばかりでした。
さて、いよいよ露天風呂で-す。



この広大なエリヤは鉱物の影響でしょうか、山の色が鮮やかな赤・紫・緑等に色付いています。そして、キャンプ場の奥に清らかな川が流れているのです。近くにいたキャンパーに「ホットウォター」の場所を尋ねてみると、すぐ先の清らかな川べりなのでした。
水に手を入れてみるとなま暖かいのです。湿原には木道が設置されていてその道をしばらく行くと川べりに「やぐら」があり、そこで着替えをすまします。

川に恐る恐る入って見ますとこれがぬるま湯です。水着姿の先客の女性がいましたが、
挨拶をして遠慮なく入ります。
いろいろあちこち探索してみますと多少暖かい場所が有り、肩までつかると、
がーあああああー。

もうそこは天国の入り口に変わります。世界の果てアイスランド山奥で海抜600mのこの地、
広大な厳しい大自然の中、太陽がさんさんとそそぎ、青空と雪山と岩山とお花畑を見ながら
天然川大露天風呂で浮世のことがすべて消え去るのでした。あー最高に気持ちよか・・・。



ランドマンナロイガル
内陸部に入った所にある、まさに火山が活発に活動している地熱地帯で、含有する鉱物により赤、オレンジ、グリーンなど色彩も鮮やかな山々に囲まれています。温泉が川に流れ込んでいて、丁度良い湯加減の温度であるため、露天風呂を楽しめます。海抜が600mを超えているものの、川の土手は草花で覆われていますし、花も咲いていました。

さあ、極楽のあとはまた緊張の地獄の帰り道が待っています。F208へ迂回していきます。こちらも橋の無い川は多く見受けられました。多くの人はこちら側から来るようです。

ようやく国道一号線に出るとここは舗装されていました。右折して、しばらく行くとヴィークの町に出ます。
そこのGSで軽食をすませ、西に向かいます。GSもよくチェックしておかないと、郊外では意外と少ないと思いました。

ヴィークの次は「クヴォルスヴォトルル町」にGSが有ったので給油します。
これが難敵、セルフのやり方が解らず、そばにいた若者に聞いてトライです。

①最初にクレジットカードを差し込みます。
②次に支払い金額の選択画面が出ます。
③4000kir(金額)を選びます。 ④暗証番号(PIN)を入れます。
⑤ノズルを給油口に差し込みレバーを引くと給油されます。
⑥選んだ金額のところで給油はストップします。へェー・・。



洞窟の穴を見に行きます。これくらい有名な場所でさえ道路は舗装されていません。結構なダート道を走らせられます。風は少し吹いているがそれほどでもなく天気は上々で涼しい風が吹いています。
ところが岸壁まで来るとなかなかの突風。それでも岸壁を見渡すと、鳥たちが飛び回っています。裸眼では確認できませんが、双眼鏡で覗くと、お目当ての「パフィン」がいるではないか、赤い足元が可愛らしい、クチバシも黄色で愛嬌を振り撒きながら断崖に止まっています。

レイニスヒャットル(海抜324m)
右の岩礁群はレイニスクヴェルディ(66m)
ディルホゥラエイ「ブローホール」
120mの断崖

氷河を見る予定がクロスを通り過ぎてしまいました。この国の標識は小さく、しかも一つだけ表示されていますので良く見落とします。

                                   

スコウガフォスの滝
高さ60m
セリャランスフォスの滝
高さ65m

再度来た道をもどりますが、途中に立派なセリャランスフォス滝が有りますので、寄り道します。滝は大きな音をたてながらきれいな放物線を作りながら滝壺へと落ち込んでいます。
この滝は裏側を通れますので、フードを被って挑戦です。滝の裏側は小雨らしき雰囲気で、良い感じのものでした。滝壺には例によって若者達が裸かになって突入しますが寒さに震えすぐに退却してきます。どうもこれがここの名物でもあるようです。

再び悪路を目指しますが、遠くに見える「エイヤフィヤットラヨークルト山の氷河(こんなの覚えきれません)」はかなり後退しているのが見えたので引き返してディナータイムとします。


Stokkseyri村のレストラン「フィョルボルジズ Fjöruborðið」

MIがチェックしてあった。国道一号線のセルフォスを左折してしばらくすると。読めない看板と海老の絵が出て来ました。海に接していて潮の香りがするレストランです。
覗いて見ると満員の様子、30分待ちで良いかとの事なので待ちます。しばらくして、通された席で回りの客が食べているのを見ながらメニューを決めます。結局コースを頼みました。

最初に出て来た、ロブスタースープがやたらめったらうまい。感激です!!そしていよいよメーンのLOBSTERGRILLの登場です。大柄なフライパンの中にバターソースで炒めたLOBSTERが600グラム(300g×2人前)入っています。ジャガイモのあぶりが添え物で、まさにデリシャスとはこのことです。それにパンと野菜サラダがつきます。
ただただもくもくと皮を剥きながら無口になります。そして、デザートには大きなケーキが付きMIがバーに選択にいきます。コーヒーが運ばれすべてが満足のうちにディナー終了です。

ロブスター
スープ
メーンのロブスター
ガーリックとバターがきいてる
サラダ盛り デザート
これがすごい

レンタカーを返しに空港へ、一度満タンにして、鍵をハーツ事務所のドアーポケットに入れて終わりです。
エアーポートホテルまで歩き、頼んだタクシーを待っていると、カナダレディが「貴方は子供がいるのか?」と質問され、「いますよ!」と答えるといきなり私に向かって「父の日おめでとう」との挨拶を頂きびっくりしました。彼女は何度か日本を訪ねており親近感があったようです。

明日はグリーンランドへのデイツアー、朝のタクシーをフロントで予約してぐっすりおやすみです。

 

タクシーで市内のレイキャビック空港へ、ローカルな飛行機で「氷の国」へ向かいます。
日本からネットで予約してあったので勝手にチェッイン。2時間でとんでもない国へ来てしまいした。
飛行機の中で頂いたランチボックスはそのままザックの中に入れて後で食べます。クルクス空港近くになったら機内右側から氷河と氷山と雪の山が見え出して、北の果てまで来たことを実感します。
空港に到着すると現地ガイドが待っており、我々と、スペイン男2人、ドイツ人夫婦、イギリスのロンドンボーイ1人の7人が一緒に行動をとります。昨日が独立記念日とのことで、今日はいい日だと説明が有りました。のんびりと説明を聞きながら村までトレッキングです。空はピーカンで最高の日和、岩山・雪山・流氷・氷山の固まり・青い空・そよ風と文句のない旅行日です。


クルクス村全景 ドラムダンス
意外と哀愁が漂い・・。
グリーンランド
国旗

ここのクルスク村には200人の村人が住んでいて、見た目は日本人と同じような顔かたちで親近感をいだきます。
村の北外れでドラムダンスが披露されますが、なかなか楽しい踊りで感心したところです。その場所で流氷と氷山を見ながらランチとは豪華なものです。
先住民のカヤックの説明を受けてから、島の売店にてカードでチケットを買い、オプションのボートで氷山の漂う湾内をクルーズします。ライフジャケットを一応つけますが、事故が起きたら、氷点下の海で即死でしょう。
スリルがあってなかなか楽しいものでした。ボート到着地から歩いて飛行場へ行き、来たときの飛行機で帰へります。
正味8時間のツアーでしたが盛りだくさんで、良い思い出が作れました。お薦めです。

日本人そっくりの子供たち 氷山の中を船で飛行場へ
        

帰国の日4:50フライバスがホテルからBISまで送ります。BISから5:20大型バスで飛行場へ行きます。チェックインは多くの人で一杯ですが、パスポートを見せるだけで、ボーディングカードーをもらえますが、コペンハーゲンで再チェックインが必要で、荷物も再度預けることになりました。

コペンハーゲンで一度荷物を取り出し再入国しますが、自動チェックインのやり方が全然解りません、係の女性に全てやってもらってセルフ対応カウンターで再度荷物を預けます。時間があるので空港内売店を探索MIはロイヤルコペンハーゲンの「OVEN WARE ROUND 27cm」大皿をゲットして機嫌よく帰国の途につきました。
ああ楽しかった。
END

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