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3名峰ユングフラウ・マッターホルン・モンブラン 2003年7月(80) Hopfenのホテルを後にA7(309号線)を目指し、北上してKempten経由、Memmingenをスルーして、A96で南下してBregenzからスイスへ入ります。当初はアルペン街道を行こうとしましたが、アウトバーンを140qで走る方が時間を稼げるので、そちらにしました。日本国内で通常100qで走りますが、ドイツでは150qで走れば2/3の時間で行ける訳ですから、早いはずです。 オーストリアに入ってからA13を走るはずが、いつの間にかA14へ来ていました。一旦一般道に降りて、オーストリア経由でHohenemsから再度スイスへ入ることにしました。スイス国境ではスイス内の高速道路のチケット(ヴィニュット:SF40)を国境のキオスクで買って走るよう促され、早速購入して入国、A13に戻りました。 この日はアルプス山岳道路を行く予定でしたが、雨が激しくなってきましたので、途中Sevenlenで降りてLIECHTENSTEIN(リヒテンシュタイン候国)を訪問することにしました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() リヒテンシュタイン候家はオーストリアのハプスブルク家の貴族でした。当時ステータスである神聖ローマ帝国会議の出席権を得ようとしましたが領地がない貴族にはその権利が与えられませんでした。しかし、 ![]() 入国の証としては観光局でパスポートに入国記念スタンプを押してもらえます。勿論ミーハー夫婦は大雨の中貰いに行ったのでした。有料です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() それでもスイスはスイス、流石に景色は抜群です。ドイツでなんとか街道とか言っていますが、スケール・風景はやっぱりこの世界の公園と言われているスイスが一枚上でしょう。 スイスは鉄道王国で至る所へ通じています。こんな山でもへいチャラです。 しかし道路も十分整備されていますので、すばらしいドライブが楽しめます。 インターラーケンに着き、まずはグリデルワルドに行ってみることにしました。市内に入るとすぐに「日本語観光案内所」が目に入り、早速行ってみます。色々な意見は有りましょうが、外国で日本語が自由に使える案内所は心強いものです。初めてのベルナー・オーバーラントでしたので、聞いてみたところ我々の計画ならば「ハーフプライスチケット(90SF)」が最適と、紙に英語で書いてくれて、これを駅で買い求めてくださいとのことでした。購入することを条件に明日行くユングラフヨッフォまでの往復のチケットを発行してもらいました。このチケットは1ヶ月有効で、スイス内の殆どの鉄道料金が半額になるもので、当然ツェルマットでも使用できるものでした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ヴェンゲンやミューレンは自動車乗り入れ禁止ですから、今日泊まるヴェンゲンへは車をラウターブルンネンの駅裏の駐車場ビルに入れて行くわけですが、まだ時間があるのでトリュメルバッハの滝を見に行くことにしました。滝見学専用の ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 車に戻り、少し戻ったところの崖上から細い滝が美しく舞い降りて来ます。ミューレン方面の雪解け水が村の崖で行き場をなくして落ちてきているのです。落差300mはヨーロッパ第2位だそうで、途中の岩に水が当たり飛び散ってしまいます。詩人のバイロンが「死神の乗る馬の尻尾」と表現したそうですが、実に美しい滝だと感じました。 ![]() ![]() ![]() 2つの滝を見学した後、ラウターブルンネンの ![]() 先ほどグリンデルワルドの日本語案内所で購入した切符で電車に乗るわけです。ベングワルドの次が目的のヴェンゲン駅です。ホテルは駅前の「シルバーホルン(山の名前です)」です。ゴロゴロ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() チェックイン後部屋に案内してもらい、窓際に行ったらびっくり、
![]() ![]() ![]() ![]() 朝ヴェンゲン駅から鉄道でクライネ・シャイデックまで行き、そこで右の電車 ![]() ![]() ![]() 標高3573mの地点にあるヨーロッパ一高い展望台、地下駅からエレベーターでスフィンクス展望台へ行きます。展望台からは西にユングフラウ、東にメンヒ、南にはアレッチ氷河(世界自然遺産)を一望できます。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ユングフラウヨッホを見学した帰りに是非よって欲しいと思ったレストランです。殆どの客はクライネ・シャイデックまで行ってしまうので、ここで降りるのはハイカーだけですので大変空いています。ここのテラスからの景色はごらんのとおり、メンヒとユングフラウとアイガー氷河を独り占めしたような風景になります。食事をしながらこの景色を堪能するなんて、なんと幸せなことでしょうか、夢見心地で、一生忘れられない思い出になる事でしょう。
さて食事が終わったらハイキング(お散歩かな?)アイガーグレッチャー駅から下り道をクライネ・シャイデックまでをトレッキングの真似事、しかしすっごくイイコースでした。百花繚乱花が咲き乱れていました。日本のアルプス等多くの高山植物を見てきましたが、やっぱりここは世界の公園です。
こんなお花畑が延々と続き、ハイカーを飽きさせません。
クライネ・シャイデック近くから振り返るとこんな感じです。まさにスーパーパノラマです。
![]() ホテルに戻り、再度グリンデンワルドへ行き、食料調達(白ワイン・黒グランベリー・ ![]()
![]() 十分ベルナー・オーバーラントを楽しんだ翌日は、先日見損なったグリムゼル峠とフルカ峠を経由してツェルマットを目指します。このコースは山あり谷あり氷河あり湖あり峠あり花ありなんでも
![]() ![]() インターラーケンからブリエンツに戻り、メイリンゲンを通り、6号線をグリムス峠に向かいます。途中リッツリンホルンやお花畑を見ながら快調に飛ばします。モーレンや羊群岩などの風景を過ぎ大きなダムを過ぎるとトーテー湖(死の海)に到着、ここがグリムゼル峠(2165m)でした。 ![]() ![]() この峠までくれば先日来そこなったフルカの峠も近いので行くことにしました。道幅もあり、日本で山道を運転している我々にとって難しい道路ではありませんが、注意することにこしたことはありません。やがて大きな氷河があるホテルの前を通過するとフルカ峠(2436m)が出て来ました。360度の展望とはいきませんがイタリヤ方面も良く見えました。先ほどのホテルまで戻り ![]() ![]() ![]() 再度Gletschまでくだり、ツルマット目指して進みます。この谷間の19号の街道は今までの景色とは異質で、牧歌的なものでなく、低い山や河川が多く、スイス軍の施設やらもあ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ツルマットも自動車禁止の町ですから、手前ティッシュの町に公立の ![]() ホテルの部屋に案内されてエクセレントの吃驚!窓の外にはあのマッターホルンがあるではないですか、専用のテラス付きです。webでは注文しておきましたが・・・これはリッチです。
![]() 翌日ツェルマットからゴルナークラートまで電車で43分、歩いて10分で、雲上の展望台へ行きました。
で、駅が見えますから、電車の時間に合わせてのんびり出来るのです。パンフレットなどを見るといつも人が一杯いますが、空いていました。席のとなりには、「三郎」と言う名の犬を連れたトレッキング姿のご夫婦がいました。夫人は日本の方で1972年ハノーバーに1年間の予定で来独して、ドイツ人のご主人と知り合い結婚、ついに30年経ってしまったとか。2人の息子さんが独立し、貰った犬の名前が3人めの男の子で「さぶろう」としたそうです。我々も1972年当時ハンブルクにいましたので、お互いの健闘を祈りながらテラスからマッターホルンを独占し、コーヒーブレイクを楽しみました。
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![]() ツルマットに戻り街中を散策し、おなかがすいたので食事をすることにしました。今日は名物ラクレットです。ゆでたジャガイモに、とろけたチーズを掛けて食べる物です。このチーズを天火で溶かし、大きなチーズから溶けた部分を削り落とすパフォーマンスが楽しいのです。この道具を売っているのですが、これは本当に重そうでした。以前メキシコで「タコスメーカー」を買おうと持ったところ、5kgほどありましたのであきらめたことがありましたが、今度は8kgはありそうでしたのでご勘弁してもらいました。
![]() 十分にマッターホルンを満喫した翌日さらに奥深くマッターホルンを見学しようと考えていましたが、朝の雲行きはあまり良くないようでした。そこでMIはアルプスの3大名峰のうち二つを見ることが出来たので、思い切ってシャモニィーまで行って「モンブランを見ながらモンブランを食べるツアー」をしようということになりました。
ドバイスでした。確かに「山頂は視界0」のコメントが出ていました。残念ですが仕方ありません。近くにいた日本人グループがロープウエイで行くようなので聞いたところ、その添乗員さん曰く「ツアーの場合、雨が降ろうが槍が降ろうが、計画地には行かないとクレームが来ますので行きます。」とのことでした。駅前で写真を撮り、もう一つの目的である食べられる「モンブラン」を探します。捜せばあるものです。カフェレストランにありました。その名も ![]() ![]() ![]() ![]() 又いつか来るであろうシャモニィーを後して、来た道を引き返します。またまた国境を越えてツェルマットを目指します。明日はこの先の町Kanderstegから車を列車に乗せてトンネルを潜ってベルン方面へ抜けます。MIは盛んに時間を記録していました。(この時にはまだそう思っていたのです。) 来るときに見た産直の「アプリコット」(5chF)をゲットしました。地元の人は家族で美味しそうに皮ごと食べています。まねして食べてみましたが、「ゴールデンフルーツ」と言われているアプリコットですが、どうやら我が家のシェフはジャムやお菓子にした方が良いとの意見でした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ツエルマットに入る前にサースフェーと言う町が、東側に ![]() ![]() 天気がよければ氷河が町の上まで迫っているそうですが、生憎のところ、氷河の一部分だけを見ることが出来ましたので、垣間見たと言ったところでしょうか。小さな町ですが、メーンストリートにはいっぱいのテントが張り出し、御土産や・レストラン・バー・チーズ売り・民芸品売り等盛り沢山でした。途中ホルンの演奏 ![]() その後、ティッシュに到着、今度は、はっきりと駐車場所を記憶に残して、電車に乗り込み、ツエルマットに戻りました。この夜は、最後のツエルマットの夜ですから、まだこの国で食べていないフォンジューをやってるレストランを捜します。この町は本当に観光客が多く賑わっています。レストラン「Walliserkanne」でトマトソースのフォンジューとパスタとワインを注文しゆっくりとグルメしました。 ![]() ![]() 翌朝は天気が良く、再びマッターホルンが部屋のテラスから良く見えます。・・・・と言うことはモン・ブランも晴れているのが当然でしょう・・・・。そうです、再度モン・ブランを見に行こう。ベルンの世界遺産の旧市街見学は又の機会にしようと、荷物をまとめてホテルをチェックアウトして、ホテルの電気自動車で駅まで送ってもらいました。再びティッシュの駐車場、今度はすぐに車を見つけてガソリンを入れて出発、昨日は工事中やら事故があったりして、時間がかかりましたが、今日はスムースです。シャモニへは3時間で着きました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 今日は昨日と違う景色です。道中の景色は山あり氷河 ![]() それで反対側のプレバンへのゴンドラとロープウェイ ![]() ![]() ここで一句 「モンブラン 栗がないねと すねる妻」
さあ、一気にチューリッヒに行き帰国の準備です。 ![]() ![]() ![]() ![]() 飛行場の近くのホテルにしたのですが、ホテルの頭は見えるのですが、なかなか着きません、2周してやっとチエックイン、部屋に荷物を運び、 ![]() 翌日予定通りに飛行機がでて、アムステルダム経由で成田に戻りました。今回は3つのユニットに分かれた旅でしたので、想い出も多く残ったものになりました。 とりあえず・・・3700qのドライブ旅行でした。
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